目が覚めて、まず何をするだろう。スマホを手に取る人も多い。けれど、ほんの少し手を伸ばすだけで、世界は違って見える。

カーテンを開ける。朝の光が、部屋の隅々まで入ってくる。埃がきらきら舞うのが見えたら、今日の空気はよく晴れている証拠だ。

光は、心を洗う。これは比喩ではなくて、実際にそう感じる。昨夜までのモヤモヤが、朝の光の中では少し小さくなっている。問題が消えたわけではない。ただ、光の中では、問題と自分のあいだに「距離」ができる。

窓を開ければ、風も入ってくる。風は、昨日と今日をつなぐ、やわらかい境界線。深呼吸をひとつ。それだけで、体が今日の時間に同調していく。

特別な朝は要らない。ただ、光と風に、少しだけ感謝して、窓を開ける。それを繰り返すだけで、心の水は、静かに澄んでいく。

(つづきは、準備中です。次の晴れた日に。)